COLUMN 採用お役立ちコラム

2018.11.27

採用サイトを制作するうえで大切にしたい3つのこと

かつては大手企業くらいしか持っていなかった採用サイトも、今や中小中堅企業・ベンチャー企業も持っている企業が増え、採用サイトを“持っていることが当たり前”の時代になってきました。しかし、ただ作って所有すればいいというわけではありません。
そこで、今回は採用サイトを制作する上で大切にしたい3つのことをお伝えします。

目次

  1. 1.採用サイトの役割を知る
  2. 2.ターゲットを明確にし、コンセプトを決める
  3. 3.思いやりのある制作
  4. 4.まとめ

1.採用サイトの役割を知る

10年程前までは、企業サイトとは別に採用の特設サイトを持つことは大企業や有名企業が開設するくらいで、特別なものでした。しかし、少子高齢化による若年層人口の低下に反比例して、人材広告媒体や人材サービスの種類が増え、それらを導入する企業が増えています。その結果、アクセス数が分散されることで、広告費用や経費自体はかわらないのに就活生・求職者との接触機会が減ってしまっています。

そこで、時代や広告媒体に左右されない「自社の採用力強化」が求められています。
ここ数年で、中小中堅企業・ベンチャー企業でも採用サイトを有している企業が増えており、採用におけるプロモーションにおいて必須ツールの一つとなっていると言っても過言ではありません。

ではなぜ、採用サイトが「自社の採用力強化」につながり必須のツールと言えるのかについて、下記の理由が挙げられます。

【判断材料としての情報提供】

採用サイトは知るきっかけとしてだけではなく、選考フェーズによって何度も訪れ、そしてそのタイミングによっても見る内容や情報に対する感度が違ってきます。

[①発見・情報収集]
求人情報を知り、興味を持った時点でもっと知ろうと自ら調べ、就職先の一つとして調べる

[②行動・意欲構成]
説明会や選考に参加する中で、より企業の理解を深め、働く魅力を知る(読み込む)

[③最終確認]
最終選考や複数内定を得たタイミングで、入社意欲の向上・就業条件や環境への納得を得るための情報を確認する。

【直接応募をする際の情報源】

企業の採用のコンセプト(想い)や欲しい人材について、条件の部分や魅力などが記載された採用サイトがあることで、問い合わせの段階で企業理解度が高い求職者と接触することができる、という点も大きな役割の一つです。

2.ターゲットを明確にし、コンセプトを決める

「企業サイトの採用情報ページを充実させるだけでもいいのでは?」と思う方も少なくないと思います。では何故、企業サイトとは別で採用専用のサイトが必要なのでしょうか?
その答えは「それぞれターゲットと目的が違うから」です。

まず、以下に企業サイトと採用サイトの違いを挙げました。

【企業サイト(コーポレートサイト)】

  1. ①役割…会社概要や事業、自社製品やサービスの情報等といった、会社案内に相当する自社の情報を開示する
  2. ②対象…顧客や取引先、株主等の会社情報を知りたいと思う人

【採用サイト(採用専用サイト)】

  1. ①役割…採用情報や業務内容、労働環境等採用における情報の開示・魅力付けの役割を担う
  2. ②対象…就活生やその他求職者

上記で分かるように、企業サイトと採用サイトでは情報発信のターゲットが全く違います。
ターゲットが違えば、サイトの中心となるコンテンツやサイト運営のベクトルも当然違います。

例えば仮に、企業サイトの採用情報ページの情報を豊富にし、見ごたえのあるものにしたとしても、あくまでも「企業サイトの採用情報ページ」でしかないため、デザインは企業サイトの体裁となり、採用におけるメッセージや個性が出しにくくなります。
また、本体が企業サイトであるため、サイト自体として見たときに求職者が就職情報を得る上では重要ではない情報も多いなかでのコンテンツとなるため、本来伝えたいことが伝わりにくくなるという懸念があります。

3.思いやりのある制作

どんなにデザインが素晴らしく面白い採用サイトを制作しても、採用サイトだけが独り歩きしてしまっては目的と本末転倒となってしまいます。
「どんな人が見に来るか」「求められている情報とは何か」の基本的に押さえる部分と、面白さを持たせるコンテンツをバランス良く合わせることが、思いやりのある良い採用サイトを制作するうえで大切となります。

最低限押さえておきたいコンテンツ ・業務紹介…
実際の業務内容や先輩社員のインタビュー、エピソード等
・会社情報…
会社概要や沿革、事業内容等
・採用情報…
募集要項や採用スケジュール、説明会情報等
・企業メッセージ…
社長(ないしは採用担当)メッセージや企業の方向性や方針等
・職場環境…
福利厚生や社内制度、キャリアフロー等
オリジナルコンテンツ例 ・動画コンテンツ…
採用コンテンツに沿った採用PR動画を作成し、サイト上で公開
・○○総選挙…
社員全員から、例えば「好きなもの」等アンケートを取り、そのテーマに対する企業のカラーを紹介
・○○診断…
業界や職種、企業についての特徴を設問として設け、ある一定の点数や傾向を示す診断ゲーム
対応しておきたいその他の事項 ・レスポンシブ対応…
スマートフォンやPC・タブレット等アクセスした人のデバイスによって、自動で最適なレイアウトに切り替わるデザイン。
・FAQや問い合わせ先の設置
※ユーザーに優しいサイトに設計しておくことが必要です。

4.まとめ

採用サイトを制作する企業は増えており、需要はますます高まっていくことが予想されますが、ただ作るだけではもったいないです。

うまくポイントを押さえ企業にとっても求職者にとっても意味のある採用サイトをつくり、持っておくことで理想的な採用活動に近付ける可能性はグッと上がります。

ところが、やはりなかなかそこへ時間を割くことや「うちには、どんなサイトが合っているんだろう?」と迷うのも事実。
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