2020.07.08
【中途社員編】求職者は何を知りたいの? 2020年採用サイトに載せるべきテーマは?
新型コロナウイルスの影響で、企業側の求人数は減り続けており
ここ数年は2倍近くあった求人倍率は一転、1.32倍まで落ち込みました。(2020.5.28時点)
しかし求人サイト自体の「アクセス数」や「応募数」は、実は伸びています。
今後は数年続いた売り手市場から買い手市場に変わり、採用手法は、オンライン化が加速!
人の流動が活発になり、人材不足に悩んでいた中小企業様は、人材採用のチャンスでもあります。
そのためにも、会社の伝えたいこと、求職者が知りたいことをバランスよく発信していくことが重要になります。
本記事では、今載せるべき採用サイトのコンテンツについて、弊社視点をもとにご紹介します。
目次
- 1.若手層は転職活動において何を知りたいのか?
- 2.何を伝えることが正解か?
- 3.仕事内容
- 4.職場紹介
- 5.社風
- 6.コロナ年だからこそ
- 7.まとめ
1.若手層は転職活動において何を知りたいのか?
ここからは、今時の若手社会人(20代~30代)の転職先を選ぶ際に重要視するポイントご紹介します。
人事のミカタの『2019年版転職者心理調査』では、以下のような結果が出ています。
https://partners.en-japan.com/special/tenshokushinri/
以外にも思われるかもしれませんが、
「給与・年収」が必ずしも多いわけではなく、「仕事内容」「勤務地」を重要視する人が8割以上。
「企業知名度」「事業戦略」などは決して多くなく、中小企業であっても、採用市場においてはさほど問題にならず、
求職者のニーズに合致すれば、十分優秀な人材の獲得も可能なことがうかがえます。
2.何を伝えることが正解か?
ではそうしたニーズがある中で、当社としては何を伝えればいいの?と思われるかと思いますが、
正直に申しますと、全ての企業に合う「正解」はありません。
というのも、一般的にニーズが多い情報ばかり揃えても、それが貴社の考えるターゲット層と異なれば
それはミスマッチにつながり、お互いにとって不幸な結果でしかありません。
多くの求職者が知りたい情報を最低限そろえた上で、さらに貴社が求めるターゲット層にあう内容を追加していく。
それがまず採用サイトを作る上での重要なポイントではないでしょうか。
では次に採用サイトに載せておいてほしい(多くの求職者が知りたい内容)をご紹介します。
3.仕事内容
まずはどの企業の採用サイトにおいても必須の内容として
入社後に就いていただく「仕事内容」の紹介です。
会社によっては様々な職種があり、載せきれないと一部の職種のみ紹介している企業もあるかもしれませんが、
募集している職種はできる限りその職種の仕事内容を詳しく載せることをお勧めします。
テキストでの仕事内容の紹介だけではなく、
実際に仕事をしている先輩や、デスクや仕事場の写真や動画もあると、より就業後のイメージがつき
応募ハードルが下がります。
求職者はテキストだけだと、自分で職場や仕事を想像するしかなく、しかも良い想像をしたがります。
それが強ければ強いほど、入社後の「こんなはずじゃなかった」というミスマッチにつながります。
ですので、できる限り
「くわしく」・「リアルに」・「嘘偽りなく」紹介をしてください。
仕事をするにあたって、必要なスキルや考え方などがあれば、漏れなく書くことも重要です。
4.職場紹介
見落とされがちなのが「職場」です。
会社の中で一番きれいな部屋や会議室ではなく、実際に入社後に働いてもらう「職場」です。
入社後に1日の最も多くを過ごすことになる「職場」を見せることで実際に仕事するイメージをつけていただくのです。
上記の「仕事内容」と同じで、最もきれいな職場写真を見てきた求職者が、入社後に配属される職場が
写真とは大きくギャップがあったらどうでしょう?
間違いなくモチベーションが下がり、その後の離脱につながります。
きれいな職場を見せたい気持ちは分かりますし、応募は集まるかもしれませんが、
最終的に長く働いてもらえる人材のことを考えれば、どちらがよいかは明白ですよね。
5.社風
以外に多くの採用サイトでは触れられていない「社風」
しかし、この目に見えづらい「社風」が合うか合わないかは、
会社に共感して応募してもらえるか、さらに長く働いてもらえるか、重要な要素です。
理念や社訓だけでは見えない「実際の企業の雰囲気」を伝えましょう。
例えば、
・先輩の年齢層
・社長や役員との距離感
・仕事の進め方
・社内イベント
・独自のルールや考え方
など
新卒社員は一番最初の会社なので、抵抗なく受け入れることが多いですが、
転職層は以前の所属会社と必ず比較します。
前の会社で自由だったことがこの会社ではそれができない、前の会社で不満だったことがこの会社でも解消されない、など
転職するからこそ、この社風は無視できない要素になるのです。
もし、中途社員が不満に思って退職につながっている社風やルール要素があるのであれば、包み隠さず採用サイトに載せていきましょう。
もちろん、他の社員も同じく不満に思っているのであれば、そのルールを変えることも検討しましょう。
6.コロナ年だからこそ
2020年は新型コロナの影響で、多くの企業が在宅化や職場での対策を実施したかと思います。
こうしたリスク管理についても
採用サイトで載せておくことが共感につながることが予想されます。
新型コロナは今後数年にわたり影響が出ることが予想されていますので、こうした状況でも、当社としてはこんな対策をしています!といったことも実態としてPRしていきましょう。
また、2020年4月からは受動喫煙対策も行うことが必要となり、求人情報にも対策を記載いただいております。
しっかり対策ができている企業については、こうした対策もテキストや写真などで紹介することもポイントになってくるかと思われます。
7.まとめ
採用サイトというと、どうしても会社側が伝えたいことを載せがちですが、今の求職者やターゲット層が何を知りたいのかをしっかり理解して取り入れてください。
近年入社した若手社員からヒアリングしたり、選考中の求職者からよく上がる質問をコンテンツ化するのも良いと思います。
天職市場では、採用サイト制作をお手伝いするにあたり、貴社ニーズや今の求職者動向をもとに、最適なコンテンツ内容をご提案します。
掲載情報にお悩みのご担当者様はぜひ当社にご相談ください。