2020.07.14
「当社取引先の某大手派遣会社の採用担当に聞いてみた!」vol.02
大手派遣会社の募集部門に配属されて15年。
マネージャー着任10年。
リーマンショックも経験してきた採用のプロへのインタビュー記事です。
(記事・メルマガ利用に関してご了承いただいております)
第2回目は現在ご利用いただいているチャットボットについてお伺いしています。
チャットボットの導入いただいていますが、率直なご意見をいただきたいです。
導入してもう1年以上たちますが、もう手放せないですね。
やはり電話のアナログでの応募者とのやりとりは非常にコストがかかります。
似たようなご質問を受けることも多くてマニュアル化もしていますが、コールセンターのスタッフはもう暗記していますね(苦笑)
なのでテンイチさんから提案いただいたときは、コレだ!って思いました。
やはり若年層はネットやチャットといったツールは使い慣れていますからね。
そういった意味でも直接電話、対話することに億劫になっている層はかなり存在しています。
当然、効果あっての契約更新していますが、一言で満足しています。
差し支えなければ効果を教えていただけますでしょうか?
月間の問合せ数は数百件、そのほとんどが無人チャットで解決してくれます。
どうしても込み入った話になると、有人チャットに切り替える必要がありますが、その数も数十件と、少ないですね。
電話による問合せも全体の数パーセント減少しました。
御社の数パーセントはかなりの工数ですよね?
そうですね。一見、少ないように見えますが、当社の規模になると月間で数十万~数百万のコスト・人件費削減につながります。
チャットボットの導入費用が月3万円程度なので火を見るよりも明らかですね。
チャットボットの意外とこの機能使える!といったことがあれば教えてください。
チャットの履歴が確認できるところですね。
テンイチさんにも開示していますが、件数なども明確に解析できるので効果検証にも使えます。
求職者がどういったことを聞きたいのか、悩んでいるのか、気になっているのか、そういったこともデータとしてわかるので、それを登録や求人広告の内容にも反映することができます。
特に弊社のようにセクションごとに縦割りになっていると情報がなかなか共有されませんので、そういった意味でもこの解析の機能は役立っています。
チャットボットを使用した求職者の方は登録や就業に繋がるケースはありますか?
あります。
先ほどお話した解析機能を活用して、登録や就業に繋がったかを検証しましたが、正直なところ、通常の電話応募やチャットボットを使用していない求職者より、大きな差ではありませんが、登録率や就業率は高い結果になりました。
やはり、後押しをしてほしいんだと思います。
このお仕事気になるなぁ、チャレンジしてみたいなぁ、でも不安だなぁ・・・・
こういった層もチャットボットを使用することが多いと思っています。
明確な「応募」という行為は人によっては勇気や決断がいることです。
そういったハードルをチャットボットが下げてくれると思っています。
ここだけの話、そういった応募者の方は内向的な方多いので、接客やサービス業には向いてない傾向もありますね。
もし改善すべき点や導入において迷ったことなどをお聞かせ願えますか?
やはり社内稟議ですね~(苦笑)
ですが、御社の担当さんに承認の場に同席いただいて、説明のフォローをしていただいたらすんなりと通りました。
あのときは大変助かりました。ありがとうございます。
次回 「某大手派遣会社の採用担当に聞いてみた!③ Indeed運用編」