COLUMN 採用お役立ちコラム

2020.08.28

「採用における動画の重要性とは/vol.01」 5G/通信高速って生活にどう影響あるの?

採用PRにおける動画の重要性が高まっています。
私たちが相対するはテレビよりもYouTubeに慣れ親しんでいる世代。
動画の基本をおさえて、若年層にしっかり伝わる動画活用方法をシリーズでお届けします。

第1回目は動画が今後主流になる所以ともいえる、5G/通信時代について解説します。

5Gとはいったい何なのか?

5Gとは、”5th Generation”の略称であり、日本語では”第五世代移動通信システム”とも言われる携帯電話などに用いられる最新の通信規格のことで、現在主流の4G(4th Generation)の次の新しい通信システムです。

IoTの普及、電子機器の遠隔操作や車の自動運転などの実現が目前に迫り、4K/8K動画などの超大容量データも扱われるようになってきたため、さらなる通信速度と安定性が必要とされておりました。
2015年頃から5G導入検討が進められ、ついに2020年より一般での使用が始まることになりました。
しかし、5Gが使えるのはごく一部であり、4G同様、全国で使えるようになるのはしばらく時間が必要です。2025年には全国各地で5G通信が利用できるようになると言われています。

5Gの特徴とは?

世界中で広がっていく「5G」は日々の生活やビジネスにどう影響するのでしょうか?
大きく3つのポイントを紹介します。

超高速・大容量
最大通信速度は20Gbps、4Gの最大速度の20倍
2時間の動画を約3秒でダウンロード

超低遅延
通信遅延がほぼなくなり、自動運転や遠隔医療操作など
高い安全性が求められる制御が可能に

多数同時接続
100万単位の多数同時接続
あらゆるモノがインターネットに繋がるIoT化の流れが加速します。

5G到来で、動画は見放題が普通になる?

4G時代の多くの携帯電話通信プランでは、月に使用できる通信量に上限が設けられているため、ユーザーの多くはWiFi環境下以外での動画視聴に対して自重せざるを得ませんでした。

せっかくリッチコンテンツを快適に視聴できるようになっても、通信量に制限があれば気軽に楽しむことができないため、5G時代では、無制限プランが基本/または動画視聴に合わせたプランが登場すると予測されます。

実際に、「対象の動画サービスが使い放題」といったプランが各キャリアから登場し始めています。

最近では、民放各局が運営に携わるTVerの登場により、テレビ番組もスマホで見られる環境が整ってきたことで、自宅でテレビを見る必然性もなくなり、今まで以上に移動時間やスキマ時間での動画視聴が増え、5Gでの「動画は見放題」がスタンダードになることで、「一人当たりの視聴時間」が更に伸びていくでしょう。

発信やコミュニケーションに「動画」が活用される

動画活用は商業的な場だけなく、一般にも広まることになります。

SNS上では「動画」で日常を発信することが、すでにYouTuberやTikTokerを中心に始まっています。

2020年春先から本格化した新型コロナの影響で、対面での打ち合わせからzoom等のWeb会議システムを使った打ち合わせが一気に浸透したことで、これまで音声だけで行われていた通話は、通信環境さえ整えば「ビデオ通話」がスタンダードになっていくでしょう。

また、今いる場所や状況を共有報告するために「身の回りも含めて撮影した数秒の動画メッセージ」を利用するなど、日常生活における動画活用は、これからも急速に形を変え普及していくでしょう。

このようにかつて「テキスト、音声、静止画」を中心に行っていた日常の発信やコミュニケーションは、5G普及後には本格的に「動画」に置き換わっていくことでしょう。

次回は「動画マーケットの現在」を解説します。