COLUMN 採用お役立ちコラム

2021.04.12

「採用における動画の重要性とは/vol.04」 どこで公開する? 採用動画活用シーン

採用PRにおける動画の重要性が高まっています。
私たちが相対するはテレビよりもYouTubeに慣れ親しんでいる世代。
動画の基本をおさえて、若年層にしっかり伝わる動画活用方法をシリーズでお届けします。

第4回目は、採用動画の活用シーンについて解説します。

作って満足はダメ!求職者との接地面を設計しよう!

苦労して作った動画も、ホームページに載せて完了!で終わってはいませんか?
多くの企業様で聞かれる末路です。ホームページやYouTubeに掲載するだけでは、動画の効果が良かったのか悪かったのかの判断がつきづらく、作って終わりになってしまいます。何十万・何百万もかけて作った動画ですから、しっかり効果検証する意味でも、求職者との接地面をしっかり研究して、効果的な場所へ掲載していきましょう。
この後、代表的な活用例を解説します。

【活用例①】求人案件ページ

現在多くの求職者がスマホを持ち「キーワード」で検索します。求人を探すのに、有名な求人媒体から探すよりも、ダイレクトにキーワード検索する方が早いのです。
indeedのような多くの求人をクローリングし、まとめて検索できる【求人専用検索サイト】も登場し、求職者が仕事を探しやすく、知名度の低い中小企業でも求人を見てもらいやすい環境が整ってきました。
ここからが勝負で、①原稿だけのページ、②写真も入っているページ、③動画まで入っているページ、ではやはり圧倒的に③が応募率が高くなります。
求人メディア内に動画を設置できる環境はまだまだ整っていませんが、徐々に増えてきています。天職市場運営の求人サイトでも、2020年春より動画掲載に対応できるようになっています。リリース後の3ヶ月調査では、①原稿だけより③動画入りだと、応募率が4割向上するという結果も出ています。

スマートフォン

【活用例②】SNSや動画投稿サイト

TwitterやFacebookといったSNSや、YouTubeなど動画投稿サイトなど、低コストで広くアピールできるメディアを活用しましょう。求職潜在層にも届きやすく、ブランディング効果も期待できます。
特に、YouTubeで採用動画を掲載する企業はかなり多くなり、求職者もまず動画があるかどうかを検索するといったケースも多く聞かれます。
本シリーズのVol.2でも解説したように、情報検索は「キーワード検索」だけでなく「動画検索」するユーザーが増えています。ホームページ・採用ページを充実させるだけではなく、接地面の1つとしての動画の重要が高まっています。

【活用例③】会社説明会

会社説明会の限られた時間内で、自社の魅力を的確に伝えるには動画での説明も効果的です。採用動画を見た約8割の就活生が、その会社に対して「志望度が上がった」というアンケート結果も。
説明会中だけでなく待ち時間に流すのも有効です。
このコラムを書いている2021年はコロナ禍真っ只中であり、新卒採用ではオンライン説明会が中心です。オンラインならではの環境を生かし、スピーカーによるスライド説明だけでなく、動画を織り交ぜることで、印象に残る説明会を行うことが可能です。また、説明会に参加した学生への後追いメールに再生した動画URLをつけることで、もう一度見てもらう状況をつくることも大切です。

【活用例④】ホームページ

動画をつくる多くの企業様で実施されてはいますが、改めてホームページは重要であることをお伝えしておきます。
求職者は求人を見ても、すぐには応募せず、9割の方はホームページや採用サイトを確認します。そこでしっかりと応募の動機形成を行うこと、不安の払しょくを行うためにも動画を活用してください。
顔が見える「社員インタビュー動画」は、採用だけでなく、顧客に対しても「開かれた企業」として見え、効果的です。

次回は「採用活動のプロセスごとに見る動画活用」を解説します。