2021.05.11
【採用コンサルタントコラム】採用、実は5、6月チャンスです!
天職市場採用コンサルタント・山口です。
「採用、実は5、6月チャンスです!」
採用担当の方は、この表題を見て「え?」と違和感を覚えた方も多いのではないでしょうか。
振り返って直近の採用の山場、年度末の3月を終えたばかり。4月、5月、6月は採用時期としてはピークを終え、タイミングとしてはイマイチ、と…。
実は、多くの方がこう考えるからこそ、採用リソースを割く価値がある時期なのです。
その背景を「求職者の動き」「採用企業の動き」それぞれからご説明します。
◇目次
5、6月の採用市場、応募者の動きは?
5、6月ならではの求職者の志向
つまり、どんな求人が有効?
求人原稿を再度見つめなおしましょう
5、6月の採用市場、応募者の動きは?
・求職者の動き
新たな生活サイクルを迎える方の多い4月は、「新生活」をキーワードとして「新たな自分の生活リズムに合わせた仕事」を求める求職者・転職希望の方が市場に流入してきます。
・採用企業の動き
対して企業は年度末採用の山を越え、「採用より4月入社の方の研修に注力しよう」と、採用を控える時期となります。
結果、求職者数は実は3月から微減に留まるのに対し、採用に向けた広告掲載数は大幅に下がる傾向があります。
つまり求職者数に対し広告掲載数が大きく減ることで閲覧の競争率が下がり「求人広告を見てもらえる可能性が高まる」時期なのです。
5、6月ならではの求職者の志向
ただし、競争率が下がるからといって、今まで通りの求人掲載をすれば効果が上がるのか、というとそこは難しいところ。
「新生活」に向けた就職活動・転職活動をしているちょうど今このタイミングの求職者の方の動きには特徴があります。それは
【新たな自分のライフサイクルに合う仕事に就きたい】
という志向です。
求職者は4月からの新生活や、この時期に転職活動をする方々は、これまでの経験を踏まえ
・新しい自身の生活サイクルに合う仕事
・転職するきっかけとなった要因がクリアになっている仕事、改善されそうな仕事
を改めて探し始めます。
自分の就職に対しての希望・志向にピンポイントに合うかどうか、が求められる時期でもあるのです。
つまり、どんな求人が有効?
では、前述の求人広告の競争率が下がったタイミングで、有効な求人とはどのようなものなのでしょうか。今までの求人掲載から、どう変化させれば効果が高まりそうなのでしょうか。
それは、ズバリ
『自分の条件や希望に合致する/条件や希望に応えてもらえそう』な仕事かどうかが記載されているか、です。
採用側はこれを意識し
『こんな理由での転職を希望する方を、当社は歓迎しますよ』
『こんなライフサイクルで働いている方が多い会社で、あなたも一緒に働いてみませんか?』
『アナタが働きたい条件、当社なら叶えられますよ』
と、求職者の方が求め、転職理由・求職理由となっている条件を分かりやすく掲載すること。この、セミ・オーダーメード的に、求職者のタイプや志向ごとに求人を分けて「アナタに合った求人、当社にあります!」と発信していくことが、この時期の求職者の方の応募獲得のカギとなります。
求人原稿を再度見つめなおしましょう
この時期の求人原稿は、求職者目線で見た時の、自社の採用条件や魅力発信出来ているか、がポイントです。
是非こういった観点で自社の求人原稿を再度見つめなおしていただき、
入社してほしい方の人物像を設定していただいた上で、設定した人物が
「貴社のような環境やライフサイクルで働きたい」
と思えるような求人原稿づくりにチャレンジしてみてください。
もちろん、天職市場では貴社の魅力を引き出す、応募集客をはじめとした採用成功の為のコンサルティングもいつでも承っております。
うちの会社の場合はどうすれば…というお悩み、お気軽にお問合せ・ご相談ください!
※追記
コロナ禍の影響で緊急事態宣言が発令されている地域も多くあります。この影響から、求職者・転職志望の方はwebで求人情報を見る機会や時間も確実に増えていきます。
そんな時だからこそ、貴社で働くことの魅力や安心を求人原稿に表記する事の重要性がさらに高まっています。この機会に貴社魅力を原稿に起こし、求職者の方にアピールしてみてください。