2021.07.06
求人広告の効果を上げるペルソナ設定 ~届けたい相手に響くラブレターとは?~
こんにちは!
カスマターサクセスチームの今井です。
突然ですが、
最近募求人募集をしていて、なぜか分からないけど以前より反響が悪いな・・と感じることはないでしょうか?
振り返ってみると、「最近求人原稿がいつも同じ内容になっている」「マンネリ化しているな」と感じるご担当者様も多いのではないでしょうか。
実は求職者は仕事探しをする時に平均10社以上の求人広告を、閲覧・比較をすると言われています。
世の中見渡せば求人だらけ。
CMでもスマホでも、気づけば求人を目に触れる機会は多いはずです。このような状況下で、貴社だけの求人だけを見ているという求職者は絶対にいません。
求職者は何かしら、どこかの他社求人と比較をしているのです。
その時に当たり障りのないような求人原稿だと、大量の求人広告の中から、貴社を選んで、見てもらうことはありません。
ですが、しっかり自分に向けた求人原稿であればしっかり求職者にも見てもらうことができます。
では求職者に見てもらうためにはどうすればいいのか。
そこで本コラムのポイントである「ペルソナ設定」というのが重要となります。
本コラムでは、「ペルソナ設定とは何か?」という部分から、実際にペルソナ設定に向けた重要な3つのポイントを解説していきます。
Contents ~ペルソナ設定に向けた3つのポイントとは~
1.届けたい相手をまず知ること
2.知るために現場の方とコミュニケーションをとること
3.届けたい相手に対し自社が与えられる価値を考えること
■ペルソナ設定って?ターゲット設定と何が違うの?
求人広告を出す際、まずはターゲットを決めて、求人掲載することが多いと思います。
例えば営業募集の場合であれば、「30代くらいで東京近隣に住む方、男性・女性問わず幅広い方に応募をしてもらいたいな~」といったイメージをするのではないでしょうか。
こういった獲りたい人物をグループのように考えたものを「ターゲット」と言います。
これに対しペルソナとは、そのグループの代表となるような1人を指し、「架空の典型的人物像」のことを指します。
ざっくりターゲットを決めるのではなく、その中から具体的に採用したい人物像(=ペルソナ)を決めることが採用成功のカギとなります。
例えば、〇〇歳の男性で、〇〇市に住んでいて、こんなキャリアを持っていて、こんな理由で転職活動をしているであろうペルソナを具体的に設定します。
このように具体的にペルソナ設定をすることで広告媒体の反響をあげることにも繋がります。
ここまで読み、「今までターゲット設定をしただけで終わっていたな…」と感じる採用ご担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
「概念的な部分は分かったけど…でもペルソナ設定って実際、どうやってやればいいの?」この疑問を解決していきます。
このペルソナ設定をして原稿を作成していくことを、筆者は「ラブレターを書くこと」と同じだと考えています。
ラブレター…!?
ラブレターと聞くと、なんとなく重たい印象があるかもしれませんがこれこそが採用成功の秘訣だと考えています。
求人原稿は幅広い方々へ届けるものではなく、たった1人のオンリーワンの方に向けてのラブレターなのです。
それでは、どうやってラブレター(求人原稿)を書くのか、具体的に3つのポイントをお伝えいたします。
1.相手をまず知ること
では「早速ラブレターを書いてみよう!」そう思っても、何を書けばいいのか、どうすれば相手に伝わるのか悩みますよね。
今ではもうスマホの時代になっているので、ラブレターなんて久しぶり、あるいは初めてなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ラブレターを書くためには、相手の趣味や好きなこと、どんなことをすると喜びに感じるか、嬉しいと感じるか、まずはその人を知らないと書けないはずです。
まさに求人原稿も一緒です。
相手はどんな人で、何歳で、どの辺に住んでいる人で、今何の仕事をしていて、なぜ転職しようと考えているのか、求めている条件ってなんだろう?など。
このように相手を知るためには「求職者目線」に立って考えることが重要なのです。
2.知るために現場の方とコミュニケーションをとること
相手がどんな人なのかを知るためには、実際に現場の声を聞いてみることが採用の近道です。今、実際に働いている従業員の方は、何がきっかけで数ある会社の中から貴社を選んだのか、選んだ背景や理由を探ることで、具体的にペルソナ設定のイメージができます。そのためにも現場の方とコミュニケーションをとっていきましょう。
3.届けたい相手に対し自社が与えられる価値を考えること
実際にヒアリングができたら、その方に対して自社が与えられる価値を考えてみましょう。
例えば…
「30歳の女性で、お子さんが小さいので夕方まで短時間で働きたい方」に対しては、短時間勤務ができることや隙間時間での勤務ができること、またシフトの組みやすさや急なお休みがあっても対応をして貰える、といった部分が与えられる価値となります。
「24歳男性で大学卒業後現在営業職で勤務、新卒3年目でそろそろ他業界で転職し新しいキャリアを歩みたいという方」に対しては、異業種からの転職歓迎、未経験からチャレンジ可能なことや、未経験の方には研修制度が充実していること、フォロー体制の部分が訴求ポイントとなります。
このように不特定多数に向けた内容ではなく、届けたい相手を明確にし、その方にどのような訴求ができるかを原稿に記載をすることで数ある求人の中から、貴社を選んで頂くことができます。
「最近広告反響が落ちてきたな」と言う企業様は、まずは相手のことを知りましょう。どういった背景で転職活動をしているのか、その方に何が訴求できるか、じっくりまずは考えてみましょう。
そして、しっかり相手を知った上でラブレターを書いてみましょう。
ですが、「そうはいってもペルソナ設定って難しい…」と感じる方も多いはず。
そんな方に向けて、天職市場では「ぺルソナ設定セミナー」でより詳しく設定方法を解説をしています。また参加して頂いた企業様には、すぐに使えるペルソナ設定ワークシートなどもお渡ししていますので是非下記よりご確認ください。
まとめ
「ターゲット」ではなく「ペルソナ」を設定していくことで、求人広告の反響アップにも繋がります。求職者のことを考え是非原稿を作成して頂ければと思います。ぜひこの記事でペルソナを理解し、これを機会に原稿の見直しにお役立て頂けると幸いです。