2022.11.17
求人広告、自分でつくる?プロに任せる?効果改善にベストな方法を紹介
ーはじめにー
人材を採用するにあたって、真っ先に思い浮かぶのは「求人広告の掲載」ではないでしょうか。かつては専門メディアなどを活用するケースがほとんどでしたが、ここ数年で無料による求人情報を掲載できるサービスの増加、自社サイトの一つとしてリクルーティングサイトの展開など、様々な手法による採用活動が行われています。
しかし、「思うような人材から応募が来ない」「そもそも応募者数が少ない」といった課題に直面する企業も少なくなく、改善に向けて様々な工夫を凝らしているのではないでしょうか。掲載メディアの見直しだけではなく、もっと効率よくスピーディーな採用を実現するため、自分たちで求人広告を制作しようとする傾向も見られる今、改めてそれぞれのメリット・デメリットをご紹介し、本当に効果的な手法は何かを確認したいと思います。
【求人広告制作におけるメリット・デメリット】
大手求人メディアに求人情報を掲載する際、自分たちでコンテンツ制作を行う「内製」か、コンテンツの内容をプロにすべて「外注」かの二択を行う必要があります。それぞれにおいてメリット・デメリットがあり、それぞれの企業の背景に応じて慎重に見極める必要があります。そこで内製・外注それぞれの特徴を知ることで、どちらを選べばいいかを判断していきたいと思います。
◎内製におけるメリット
・採用に関するノウハウが蓄積できる
自分たちで採用活動のすべてに関わることで、求職者へのアプローチから採用プロセスにおける様々なノウハウがすべて蓄積できます。特に無料掲載が可能な求人サービスを活用することで、応募に関する様々なデータをノウハウとして活用することも可能となります。
・スピーディーな掲載や改善対応が可能
緊急性の高い採用が発生した場合、掲載日が固定されている求人メディアは短期間での情報掲載は難しいところも多く、さらにヒアリングや内容の確認などに時間が取られやすいいので、圧倒的なスピードで採用活動を行いたい場合は内製が適しているでしょう。
・専門的な情報を打ち出しやすい
経験者採用を行う場合は特に、業界内の慣習や知識を持ち合わせていることを前提に、自社や同じ業界でしか知り得ない情報を訴求することで、未経験者からの応募を削減することが可能となります。身近な話を展開できるのも、内製におけるメリットと言えるでしょう。
◎内製におけるデメリット
・社内での工数負荷がかかってしまう
当然ながら日常業務と並行してコンテンツの制作から掲載までを自分たちで行いますので、一人あたりの負荷は重くなることが想定できます。少しでも負荷を軽減するためには担当人数を増やす必要があり、社内で手配できない場合はアルバイトなどの採用も視野に入れる必要が出てきます。
・社外からの知見を反映しにくい
求人情報のほとんどが経営に直結するものが多く、社外へ出せる情報には制限がかかります。業界内の知見においても基本的に自社内での範疇に止まることがほとんどであり、社外の知見はまったくと言っていいほど反映できません。そのため、内容が主観的になりやすく、求職者の共感を得るのは少々難しくなるでしょう。
・「次の一手」が打ち出しにくい
効果改善をはかるにあたって課題が明確であればすぐに対応はできますが、用いるノウハウの量によってはすぐにアイデアも枯渇してしまいます。改善策に行き詰まってしまうと、なかなか次の一手が打ち出せないのは、自社内という環境がもたらすデメリットの大きな特徴とも言えるでしょう。
◎外注におけるメリット
・クオリティの高い原稿制作が可能
求人を専門に行っているので、これまでの実績から豊富なノウハウが蓄積されています。また、リアルタイムに市場動向についての情報も獲得しているので、具体的なターゲットへの効果的な訴求が可能となります。切り口や表現もプロならではの手法により、クオリティの高い原稿展開ができるのも大きなメリットとなります。さらに想定したターゲットの採用にも期待できるなど、応募効果の向上もはかりやすいです。
・社内の負荷がほとんどかからない
キャッチコピーを含む文章制作からデザイン、写真撮影まですべてプロが対応してくれますので、採用活動ごとに社内で何か作業することはほとんどありません。ヒアリングへの対応が発生する場合もありますが、コンテンツをつくる手間を考えるとさほど大きな負担になることはありません。
・自社内では気づきにくい強みを引き出してくれる
業界内の慣習によって当たり前と考えていたことも、客観的な視点によって実はターゲットとなる人材にとって魅力となる場合もあります。ヒアリングを通じて自社および仕事の魅力や強みを顕在化することで、より効果的な採用を可能にしてくれるメリットは外注だからこそ享受できます。
◎外注におけるデメリット
・外注先の選定や確保に労力がかかる
採用活動を行う際、どこの求人メディアを利用すればいいかを考える場合、見積もりから掲載スケジュールなどの説明などを受ける必要があります。国内だけでも求人メディアはかなりの数があり、どこを利用するかを選ぶだけでも時間と労力がかかります。パートナーシップの構築にも時間がかかりますので、ゼロから始める場合はある程度の負荷は覚悟すべきでしょう。
・採用ノウハウが社内に蓄積されにくい
コンテンツの制作にはほとんど関わることがなく、あってもせいぜいヒアリング対応や内容の確認と修正依頼程度。どのようなフレーズがターゲットとなる求職者に響くか、どのようなデザインが評判を獲得しやすいか、なかなかノウハウが蓄積できない点はデメリットと言えるでしょう。さらに外注先によっては自分たちの強みを顕在化しきれない業者もあるので、よりレベルの高い求職者とのコミュニケーションノウハウも得られない可能性もあります。
・スピーディーな掲載や改善が行いにくい
特に求人メディアは掲載スケジュールが固定されているところが多い上、メディア会社以外に制作システムへのアクセスができないケースも多くあります。そのため緊急性の高い採用に対応することが難しく、効果改善についても修正ルールが厳しければ、臨機応変に対応することもできません。
【内製・外注の見極めポイント】
それぞれにメリット・デメリットがある以上、どのような課題を持っているかどうかが内製・外注を見極めるポイントとなります。うまく活用することで、より効果の高い採用活動を実現させていきたいものです。そこでそれぞれの見極めにおいて、特に注目すべき課題ポイントを紹介いたします。
◎こんな課題があれば内製を考えるべき!
・求人ニーズが発生しやすく、すぐにでも情報を掲載したい
社内の様々な部署で人手不足が発生しやすい企業、新規案件を積極的に展開することで多くの人材を必要とする企業は、内製による採用活動を選択することをお勧めします。掲載本数が多ければそれだけのノウハウが蓄積しやすく、効果改善にも挑戦しやすいです。
◎こんな課題があれば外注を考えるべき!
・応募数が伸び悩んでいる、理想とする人材からの応募がない
もしかしたら自社内で共有する求職者のベネフィットを間違えて捉えているかもしれませんし、自分たちで認識していない魅力が眠っている可能性もあります。プロの客観的な視点によってメリットを見出し、訴求テクニックを講じることで状況改善がはかれるでしょう。
なお、求人コンテンツの作成にマンパワーを用意できない企業も、外注することをお勧めします。しかし、外注する際も採用担当を設けることが前提となります。
【外注先選びはここに注目!】
外注先を選ぶ際、特に注目していただきたいのが「工数」か「品質」です。ある程度の工数をもって制作してほしいと考えているならば、十分なスタッフを要する制作キャパシティの高いところを選びましょう。表現にこだわりたいのであれば、これまでの制作実績を紹介してもらえるところに声をかけ、ポートフォリオの内容で選ぶことをお勧めします。
★内製サポートから外注対応も可能な「天職市場」にご相談を!
天職市場はオウンドメディアリクルーティングのプラットフォーム「テンリク」を通じ、自社サイトにおけるリクルーティングサイトの制作をサポートしています。「テンリク」では、内製にも外注にも対応できる幅広いサポート体制をご用意しています。
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◎内製の場合
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- 求人ごとの効果測定レポート提供、個別コンサルティングなどの随伴サポート
- 人気の求人原稿改善セミナーなど求人担当者向け各種セミナーを開催
- 求人原稿の作り方マニュアル等様々なノウハウ資料をご提供
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◎外注の場合
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- 社内に専門の制作チームがあり量/質ともに対応します
- ターゲット人材のペルソナ設定から最適な求人原稿を作成
- ターゲット層に合わせた企業の魅力訴求オプションコンテンツも提案