2023.02.02
採用担当者必見!「ムダ応募」を減らすための求人広告の運用ノウハウとは
【はじめに】
これまで何度も求人広告を出稿してある程度の応募があっても、狙い通りの求職者からの応募がなく、ほとんどが見当違いだったケースに悩んでいる採用担当者も多いのではないでしょうか。
たとえば……
「20代の未経験者を次世代のリーダーとして育てたいのに、応募してくるのは40代や50代のミドル・シニア層ばかり。確かに未経験には間違いはないけれど…」
「技術力に強みがあり、専門性が高い仕事に携わるので職人的な会社だけど、プロ意識が低くて社風に合わないような人ばかり応募してきて困っている」などなど。
100歩譲って採用したとしても、求めている層ではないから早々に離職してしまうことも珍しくない。この困った状況を私たちは『ムダ応募』と定義します。
せっかく高い掲載料を支払っても、期待通りの採用ができていないといった募集コストはもちろん、選考する側としても面接対応などの時間的コストがムダになる。こうしたムダ応募を減らすためにどのような対策を講じるべきか、どのような広告運用を行うべきかをご紹介してまいります。
採用担当者必見!「ムダ応募」を減らすための求人広告の運用ノウハウとは
【採用ターゲットを設定する】
【ターゲットが集まりやすい求人原稿をつくる】
【採用ターゲットが利用するメディア・チャネルを使う】
【採用ターゲットを設定する】
そもそもムダ応募とは、採用する側(雇用者)と応募する側(求職者)との間にアンマッチが生じている状態のことを指します。このアンマッチを解消しない限りは、いつまで経ってもムダ応募が無くなることはありません。まずは採用ターゲットとなる求める人物像はどのような人物なのか、具体的な形でペルソナを設定していきます。
■採用ターゲットの設定
求人広告内の条件とは異なり、より具体的な人物像を描き出すために詳細にわたるペルソナを設定します。主に以下の項目に対する、それぞれの仮説を想定していきます。
- ・人物像
- ・職務経歴
- ・現在置かれている状況
- ・転職背景や希望
- ・趣味や興味、関心事
- ・思考や想い など
※参考「なぜ必要?採用ペルソナの重要性と設定について」
https://www.1049.cc/column/20230106_6194/
【ターゲットが集まりやすい求人原稿をつくる】
どのような採用ターゲットにするのかペルソナを決めた次は、募集条件の再確認および見直しを行った上で求人原稿を作成します。そもそも無条件で入社しますという求職者はほとんどいませんし、メリットを感じられない会社には誰も応募しないとあらかじめ認識しておくべきです。もしかしたら「給与が相場よりも低い」「仕事内容がわかりにくい」「給与の割には責任が重すぎる」「求めている経験・スキルが市場に存在していない」「多様な働き方に対応できていない」…などといった理由があるかもしれません。採用ターゲットのペルソナを参照しながら、場合によっては応募条件の緩和なども行う必要があるでしょう。
■特に注意するべきポイント
- ・採用ターゲットに対し、相場や職責を考慮した上で条件を設定しているか
- ・逆に条件を絞りすぎてハードルが高い印象の原稿となっていないか
- ・どのような仕事なのか、どのような職場なのかわかりやすく書かれているか
※参考「その条件で大丈夫?母集団形成に向けた求人原稿の条件緩和について」
https://www.1049.cc/column/20230106_6180/
【採用ターゲットが利用するメディア・チャネルを使う】
求人メディアやチャネルは、一見するとどこも同じと感じているかもしれません。しかし、それぞれの特性や強みに違いはありますし、複数のサービスを利用する求職者は存在しているものの、メディアによって年齢層などが異なっている傾向が見受けられます。本当に欲しいターゲットはどのメディアやチャネルを利用しているのか、事前にわかっていると採用効率もグンとアップしますので、ぜひとも戦略的な活用を行っていきたいところです。
■年代によって有効な採用メディア・チャネル
- ・20〜30代:indeedおよび若年層向け転職サイト(Re:就活、など)
- ・30〜40代:リクナビNEXT、マイナビ転職、エン転職、dodaなどの有償転職サイト
- ・40代以上:ミドルシニア向け転職サイト(ミドルの転職、など)、スタンバイ
それぞれのメディアやチャレルにおいて、年代に応じて使い分けを行うことで効率的な採用が可能です。
■業界・職種に特化した求人メディアの活用
IT業界や飲食サービス業界、医療・福祉業界などの専門性の高い業界に特化した求人メディアがここ数年で台頭している他、スキマ間で働きたい求職者向けの短期単発バイト専門サイトやドライバー専用求人サイトなど、今までになかった新しい求人サービスも誕生しています。
■ネット広告とオウンドメディアの連携
自社求人サイトを含むオウンドメディアでの求人活動を行うと同時に、集客効果に期待ができるアグリゲーション広告やSNS広告との組み合わせも効果的でしょう。特にSNSは既存の求人メディアへの動線も張れますので、長期的な情報発信によってより大きな母集団の形成につながっていくでしょう。
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