COLUMN 採用お役立ちコラム

2024.02.14

Q&A

「新卒採用と中途採用の違いは何ですか?」採用Q&Aシリーズ

人材採用を担当するときに感じるちょっとした疑問。誰かにちょっとだけ聞きたい質問に一問一答でお答えしていくのが【採用Q&A】シリーズです。
今回のご質問は「新卒採用と中途採用の違いは何ですか?」です。

Q:「新卒採用と中途採用の違いは何ですか?」

A:採用活動の期間と育成コスト、カルチャーフィットなどに差があります。
新卒採用は高卒・大卒・院卒などの新規卒業者(未就業者)を採用するのに対して、中途採用では何らかの職業経験がある人材を採用します。
新卒採用と中途採用では、採用活動や採用する人材の特性に差があります。

◎新卒一括採用は効率が良い
新卒人材をまとめて一括採用すると、採用活動や入社後の教育などをまとめて行うことができます。そのため、採用人数が多い場合には効率が良くなります。

◎採用期間とコストの違い
新卒採用では採用活動スタートから実際の入社まで、1年以上の期間がかかります。近年は特に採用活動の期間が伸びており、入社まで2年近くかかることも珍しくありません。そのため一人当たりの採用にかかる人員や広報活動などのコストは新卒採用の方が高くなります。
一方で中途採用では人材が必要となったタイミングで募集を始め、充足した段階で募集を停止するため、採用にかかる期間は短く、対応コストや広告コストは比較的安くなります。

◎見極めのポイント
新卒採用では職業経験がほとんどない人材を採用するので、人材のポテンシャル(どれだけ成長できるか)を見極める必要があります。中途採用では職歴を中心に判断することができるので、比較的に能力の見極めがやりやすくなります。

◎教育・育成
新卒採用では未経験者を社会人としてイチから育てる必要があるため、教育期間やコストがかかります。また、教育のカリキュラムなども整備する必要があります。中途採用では社会人経験がある程度あり教育が済んでいる人材や即戦力人材を採用するため、教育にかかる負荷は低くなります。

◎カルチャーフィット
新卒採用では教育に時間をかけられることから、会社の社風に合う人材に育て上げることができます。中途採用では採用にかける期間や教育期間も短くなること、これまでにほかの会社を経験していることなどが影響して、カルチャーフィットせず早期に離職してしまう可能性が上がります。

教育に時間とコストがかかることから、中小企業では新卒を取らないことも多いようです。大手企業の場合は、真っ新な状態から社風に合わせる方が組織形成や技術習得に有利なので新卒を採用して育てるケースが多くなります。しかし、新卒も含めた通年採用に踏み切る企業も増えており、業態や職種、採用したい人数などによって、どちらに重点を置くかは判断が分かれるところです。
自社にとって適している採用手法を選ぶためには、人員採用計画をいま一度見直してみるといいでしょう。
また、新卒と中途では求職者に必要とされる情報が異なるため、採用コンテンツや採用サイト、訴求チャネルなども分ける方が効果的です。

自社採用サイトや求人の運用についてお困りの際はぜひ天職市場までお問い合わせください。