COLUMN 採用お役立ちコラム

2024.03.13

Q&A

「求人票に『カメラマン』はNG表現と聞きました」採用Q&Aシリーズ

人材採用を担当するときに感じるちょっとした疑問。誰かにちょっとだけ聞きたい質問に一問一答でお答えしていくのが【採用Q&A】シリーズです。
今回のご質問は「求人票に『カメラマン』はNG表現と聞きました」です。

Q:「求人票に『カメラマン』はNG表現と聞きました」

A:性別を固定させるような表記はNGです。他の表現に言い換えましょう。
採用選考に関わる法律(職業安定法、男女雇用機会均等法)では、募集および採用において性別による差別をしてはならない、としています。そのため、求人票(求人情報)には男女どちらかを特定する表現をしてはいけません。
ご質問の「カメラマン」は職業や職種としての表記ですが、「○○マン」は男性をイメージすることが多いため、求人メディアではNG表現となります。求人サービスやハローワークで掲出する求人票では掲載不可となりますし、IndeedなどのアグリゲーションサービスでもNG表記となるため、採用サイトでも注意が必要です。

よく話題となる性別に関するNG表現と言い換えの例です。

「カメラマン」
→「フォトグラファー」「写真家」「カメラクルー」「撮影スタッフ」

「セールスマン」
→「営業職」「セールス」「セールス職」「法人営業」「○○の提案営業」
「セールスマン・セールスレディ」と併記する場合はOKです

「保険レディ」
→「保険営業」「保険セールス」

「看護婦」「ナース」
→「看護師」「看護職」「看護婦・看護士」(併記)

「ウェイトレス」
→「サービススタッフ」「ホールスタッフ」「ウェイトレス・ウェイター」(併記)

ただし、男女どちらかでなければならない理由が明確な職種や募集は違反にはなりません。モデルや俳優、警備員、巫女などがこれに当たります。
求人票だけでなく、応募後の選考や面接でも公平な採用を心掛ける必要があります。詳しくは厚生労働省の特設サイトなどをご覧ください。

公正採用選考特設サイト 厚生労働省
https://kouseisaiyou.mhlw.go.jp/document.html

天職市場は、自社採用サイト・求人メディアを長期的に活用し採用活動の効果を高める様々な施策をご提案できます。
自社採用サイトや求人の運用についてお困りの際はぜひ天職市場までお問い合わせください。