COLUMN 採用お役立ちコラム

2024.03.26

Q&A

「圧迫面接にならないようにどう気をつければいいですか?」採用Q&Aシリーズ

人材採用を担当するときに感じるちょっとした疑問。誰かにちょっとだけ聞きたい質問に一問一答でお答えしていくのが【採用Q&A】シリーズです。
今回のご質問は「圧迫面接にならないようにどう気をつければいいですか?」です。

Q:「圧迫面接にならないようにどう気をつければいいですか?」

A:面接は応募者を選別するのではなく、会社と求職者がお互いを良く知るための場だと考えましょう。

「圧迫面接」とは、面接官が意図的に意地悪な質問を投げかけたり、冷たく威圧的な態度をとることを指します。そういった態度をとることで応募者の性格や考え(いわゆる「地」)を引き出して、見極めをすることが狙いとされています。
しかし、求職者には悪印象を与えるため、別名「ブラック面接」と呼ばれて忌避され、辞退の要因になることもしばしばです。

こうした圧迫面接が横行する原因としては、企業側に「求職者を選別する」「求職者を雇ってやる」といった意識(あるいは無意識)があると考えられます。多数の応募者からより良い人材を見極めたい、という気持ちはどの面接官にもある考え方ですが、それで応募者に嫌われてしまっては本末転倒です。特に近年はクチコミサイトやGoogleビジネスプロフィールなど、企業の評判が様々な形で共有されるようになってきたため、感じの悪い応接は企業の悪い評判につながってしまうため避ける必要があります。

圧迫面接を避けるために一番大事なことは、面接が「求職者を選別する」場ではなく、会社と求職者が「お互いのことを良く知る」ための場だと認識することです。最終的な採否を決定するのは企業側ですが、入社を承諾するかどうか決めるのは求職者です。求職者に選ばれるために情報を伝える場だと考えてください。

その上で、具体的な対策としては以下のことが考えられます。

・どの面接官でも質問や伝える内容を統一する(面接マニュアル整備)
・面接官の研修を行う
・よくある質問やコンテンツをサイトにまとめる
・面接の様子を録音・録画する
・面接後に応募者アンケートを取る

人口減少などを背景に、人材採用は大きく売り手市場に傾いています。そして、おそらくこれからしばらくは同じように売り手市場が続くと考えられます。そうした情勢を考えると、面接は採否に関わらず「求職者に好感を与える」ことが必要となります。求職者に「いい会社」と思ってもらえる面接を心がけましょう。

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