COLUMN 採用お役立ちコラム

2024.08.21

Q&A

「シニア採用をやった方がいいですか?」採用Q&Aシリーズ

人材採用を担当するときに感じるちょっとした疑問。誰かにちょっとだけ聞きたい質問に一問一答でお答えしていくのが【採用Q&A】シリーズです。
今回のご質問は「シニア採用をやった方がいいですか?」です。

Q:「シニア採用をやった方がいいですか?」

A:人手不足対策にはかなり有効です。

人手不足を理由として採用条件を緩和する際に、まず最初に検討するのは年齢だと思います。その際、シニア採用はぜひ積極的に検討するべきです。

単純に人口比率の話をすると、20歳以上の人口は約84%ですが、50歳以上では約50%、60歳以上では約35%となります。(2023年)
仮に60歳以上を採用しないとした場合、約4割の人を採用対象外とすることになります。

少子高齢化が進むと同時に、健康寿命も上昇していること、年金支給額や支給開始年齢が低下していること、物価上昇などが絡んで、シニアでも働きたい人は以前よりかなり増えています。
国の制度も定年65歳引き上げなどを進めており、健康に働けるシニアは積極的に採用していくトレンドとなっています。

また、消費者の多くがシニアになっていることから、小売店や飲食店などでは集客チャネルとしてもシニア層が注目されており、地域とのつながりを重視する意味からシニア従業員は重要となってきています。

シニア人材を採用する際には、働きやすさについての工夫が必要です。
・勤務時間を短縮する 働き方への配慮
・肉体的負荷を軽減する 設備や仕事のやり方の工夫
こういった配慮はシニアだけでなく、誰にとっても働きやすい職場の実現につながるため、結果として定着しやすく離職が出にくくなりプラスの効果が見込めます。

シニア向けの求人では、時間帯や業務内容などを切り分けた、様々なバリエーションの求人を作ると効果的です。

小売店のシニア採用では、開店前の1時間の品出しだけを募集したところ安定した人材確保に成功した例が多数あります。
飲食店では開店前の清掃作業、コールセンターでは午前中の繁忙時間帯だけのシフトなど、時短と業務内容を限定した求人が成功しています。
スキルや経験を活かしたシニア採用では、キャリア相談業務を週3回3時間で募集したところ、ハローワークの実務経験がある方を採用出来た事例があります。

人手不足解消に即効性も高い施策なので、肉体的にNGな仕事以外はぜひ積極的にシニア採用を検討してください。

Youtube天職市場チャンネルでも同テーマについてご紹介しています。
【シニア採用ってどうなの?】
https://youtube.com/shorts/abs3seWs4_0?si=wy_l1StWGQ0hN2vf

天職市場は、自社採用サイト・求人メディアを長期的に活用し採用活動の効果を高める様々な施策をご提案できます。
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