COLUMN 採用お役立ちコラム

2024.10.03

Q&A

「給与相場を調べるには?」採用Q&Aシリーズ

人材採用を担当するときに感じるちょっとした疑問。誰かにちょっとだけ聞きたい質問に一問一答でお答えしていくのが【採用Q&A】シリーズです。
今回のご質問は「給与相場を調べるには?」です。

Q:「給与相場を調べるには?」

A:給与相場はWEB上の情報収集である程度知ることができます。
賃金などの求人条件を決めるためには、社内制度だけでなく市場の給与相場についても考慮する必要があります。この給与相場は、Indeedや公的なデータを活用することである程度割り出すことができます。

1.Indeedの給与調査を使う
Indeedの検索機能に「給与調査」があります。求職者が給与相場を調べるための機能で、「職種名」と「勤務地」を組み合わせて検索することで、地域内の職種の平均賃金相場を見ることができます。

Indeed 給与調査
https://jp.indeed.com/career/salaries?from=gnav-homepage/salaries

また、実際にその検索条件の求人もリストアップされるので、ライバル企業の求人も探しやすくなります。具体的に求人が競合する企業を判明させるためにも使えます。

2.都道府県労働局の「求人・求職・賃金情報」を見る
Indeed以外の情報源としてはハローワークの公的なデータがあります。
各都道府県ごとに設置されている労働局から、「求人・求職・賃金情報」が公開されています。労働局によって掲載されている場所や名称が異なりますが、概ね「事例・統計情報」というカテゴリ内に掲載されています。

★東京労働局
関東市場圏職種別賃金状況(一般常用)(平成29年度~)
https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/jirei_toukei/kyujin_kyushoku/2017/_123020.html

★大阪労働局
職種別有効求人倍率及び求人求職賃金
https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-roudoukyoku/jirei_toukei/sijo/_kyujinbairitsu-kyusyokuchingin.html

★愛知労働局
労働市場圏情報(名古屋周辺地域)【年4回更新】
https://jsite.mhlw.go.jp/aichi-roudoukyoku/jirei_toukei/syokugyouanteika/roudoushijyou.html

労働局によってまとめ方や更新頻度は異なりますが、職種別の求人賃金の上限と下限、求職者の希望賃金が掲載されていますので、目安として参考になります。

3.人材サービス産業協議会の「転職賃金相場」を見る
Indeedや労働局のデータよりも見やすい資料が「転職賃金相場」です。
求人メディア、人材派遣、人材紹介などの人材サービスの業界団体が人材サービス産業協議会です。この団体では年に一回ですが職種ごとの賃金相場の変化を資料としてまとめています。
一般社団法人 人材サービス産業協議会HP
https://j-hr.or.jp/

転職賃金相場
https://j-hr.or.jp/activities/wage/33540/

転職賃金相場2023
https://j-hr.or.jp/wp/wp-content/uploads/tenshokuchingin_2023.pdf

年に一回の更新ですのでタイムリーな情報ではありませんが、職種ごとに給与相場の目安がわかりやすくまとめてあるのでお勧めです。
求人条件や募集タイミングなど、求人運用について具体的な課題をお持ちの場合にはぜひ天職市場の営業にご相談ください。より具体的な打ち手をご提案します。

天職市場は、自社採用サイト・求人メディアを長期的に活用し採用活動の効果を高める様々な施策をご提案できます。
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