2024.12.10
「ミッション・ビジョンは掲載した方が良いですか?」採用Q&Aシリーズ
人材採用を担当するときに感じるちょっとした疑問。誰かにちょっとだけ聞きたい質問に一問一答でお答えしていくのが【採用Q&A】シリーズです。
今回のご質問は「ミッション・ビジョンは掲載した方が良いですか?」です。
Q:「ミッション・ビジョンは掲載した方が良いですか?」
A:企業理念やミッション・ビジョン・バリューなどは社内外にしっかり発信しましょう。
会社の企業理念・経営理念は企業サイトに掲載する情報として定番ですが、採用サイトでも必ず乗せるべき情報になります。また、最近は「ミッション・ビジョン・バリュー」(MVV)という言い方も浸透しています。これらも企業理念と近い、または同じ概念で、会社がなんのために存在しているのかを表現するものになります。
よく言われるMVVモデルでは
ミッション=経営理念 なぜ会社が存在するのか。存在意義。
ビジョン 会社が目指すあり方や社会での役割。
バリュー 会社や社員が大事にする行動指針や価値観。
こういったものを言葉や画像などで表すこととしています。
企業理念を上手く表現している例としては、ソフトバンクやサントリーなどが事例として挙げられます。
このような会社の理念や行動指針は、まず社内向けにしっかり浸透を図る必要があります。事業目標や数値目標といった目先の目標が、会社の理念を通して社会とつながっていることを意識することで、社員のモチベーションやエンゲージメントが高まり、定着や離職防止につながるからです。
また、採用表現としても非常に重要です。求職者、特に若手の人材では、会社選びの際にミッション・ビジョン・バリューは参考にされる項目の一つで、理念に共感できる会社には応募意欲も高まります。また、理念に共感できる人材は会社の社風とのマッチ度も高い傾向になり、定着にも結び付きやすいでしょう。
さらに、ミッション・ビジョン・バリューの表現は、求人で競合する企業と比較される項目にもなります。採用サイトなどで上手く表現できていれば、会社選びで比較優位に立つことも可能です。
会社のブランディングとして、ぜひ企業理念、ミッション・ビジョン・バリューなどの表現に取り組んでみてください。
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