COLUMN 採用お役立ちコラム

2025.04.10

Q&A

「新しく採用担当になりましたが何から手を付けたらいいですか?」採用Q&Aシリーズ

人材採用を担当するときに感じるちょっとした疑問。誰かにちょっとだけ聞きたい質問に一問一答でお答えしていくのが【採用Q&A】シリーズです。
今回のご質問は「新しく採用担当になりましたが何から手を付けたらいいですか?」です。

Q:「新しく採用担当になりましたが何から手を付けたらいいですか?」

A:採用のワークフロー(一連の業務の流れ)を把握することをお勧めします。

人事異動で人事・採用担当に配属される方は、覚えることが多くてどこから手を付けていいのかわからないと思います。特に近年は採用の仕組みが高度化・複雑化していて、求人や採用選考など個別の業務を覚えるだけでも大変です。業務マニュアルなどで個別の業務に習熟していくのも良いのですが、まず最初におすすめしているのが、求人・採用の一連の業務の流れを把握することです。どの企業・組織でも、採用から入社・配属、そしてその後の人事手続きもほとんど流れは一緒ですが、実際にやる業務や担当部署などは異なります。

◆採用のワークフロー
1.人材ニーズの顕在化
 現場で欠員発生、業務増加で補充などで人材採用の要望が上がる
 採用したい人材のスペック、ペルソナなどの決定
2.募集方法の決定
 採用サイト+求人検索サイト、求人メディア、その他広告など
3.求人作成と掲載、広告運用
 求人原稿の作成と掲載、広告の運用
4.応募対応、選考
 応募受付と書類選考、面接
5.採否判断、内定連絡
 採否の決定と連絡、入社意思の確認
6.入社手続き
 契約書、同意書、必須の説明、社保手続きなど
7.配属、オンボーディング
 配属先への連絡、入社初期研修など

業務の一連の流れを把握しておくと、採用時に事前に伝えることが明確になるので採用担当としても現場サイドや求職者から信頼されるようになります。
また、採用のワークフローでは各フェーズごとの通過率や辞退率などのデータを見ることで、うまくいっていない部分を知ることもできます。定量的なデータを把握することも重要です。
この際、途中の応募数などのデータに目が行きがちですが、採用担当の目的は「必要とされている人材が入社する(そして社内で活躍する)」ことです。採用フロー全体を知っておくことで、必要とされる人材へのアプローチが上手くいっているか、全体的に検証する目が養われます。

採用担当の仕事は会社の未来の仲間を獲得し、会社を成長させるために必要なやりがいのある仕事です。ぜひ仕事を覚えるだけでなく、採用成功に向けた改善強化策も検討していってください。

天職市場は、自社採用サイト・求人メディアを長期的に活用し採用活動の効果を高める様々な施策をご提案できます。自社採用サイトや求人の運用についてお困りの際はぜひ天職市場までお問い合わせください。