COLUMN 採用お役立ちコラム

2025.05.02

Q&A

「「AIを入れるって、つまりリストラするってことですか?」って聞かれました」採用Q&Aシリーズ

人材採用を担当するときに感じるちょっとした疑問。誰かにちょっとだけ聞きたい質問に一問一答でお答えしていくのが【採用Q&A】シリーズです。
今回のご質問は「「AIを入れるって、つまりリストラするってことですか?」って聞かれました」です。

Q:「「AIを入れるって、つまりリストラするってことですか?」って聞かれました」

A:AIはリストラをするためではなく人を気持ちよく働けるようにするツールです。

「AIを入れるって、つまりリストラするってことですか?」
そんなふうに聞かれて、ドキッとしたことはありませんか?
でもちょっと待ってください。人員削減ありきでAIを導入する企業なんて、今どきどれだけあるでしょうか。実際のところ、AIは“人を減らすため”ではなく“今いる人を助けるため”に導入されているケースがほとんどです。
とはいえ、現場がザワつくのも無理はありません。なぜなら、過去に同じような不安を味わった人たちがたくさんいるからです。

「IT導入=人がいらなくなる」は、もう古い?
1990年代にPCが職場に普及し始めたとき、「事務職がいらなくなる」「みんなプログラマーになる」なんて話がありました。でも実際にはどうだったかというと……

・ワープロ専門職は消えたけど、総務・人事はなくならなかった
・FAXや社内便が消えて、チャットツールやクラウドストレージが使われるようになった
・“消えた仕事”もあれば、“新しく生まれた仕事”もあった

つまり、「人が減る」より「仕事が変わる」が正しいのです。
では、なぜAI導入=リストラと思われてしまうのか?
原因のひとつは、“導入の説明不足”。
AI導入の目的や使い方を共有せず、「なんかよくわからんけどAIを入れるらしい」という状態にしてしまうと、不安が先に立つのは当然です。

・「なんのために導入するのか」
・「誰の業務がどう変わるのか」
・「誰を助けるためのAIなのか」

これらがはっきりしていれば、「じゃあ、私は何をすればいいのか」が見えてきます。

AIで“ラクになる”は、悪じゃない
「効率化」という言葉が、なぜか“手を抜く”とか“人をサボらせる”みたいに誤解されがち。でも、AIでラクできる仕事があるなら、どんどん使っていいんです。
そのぶん、人にしかできない仕事──たとえば、

・相談に乗る
・チームの士気を高める
・新しい仕組みを考える

といった領域に集中できるほうが、よっぽど価値があります。
「AIで仕事がなくなる」は本当。でも「人がいらなくなる」ではない
仕事の形は変わります。消える業務も出てきます。でもそれは、Excelやメールが普及したときと同じこと。新しい働き方が生まれるということです。

だからこそ人事や管理職には、
・AIで減る仕事と増える仕事のバランスを考える
・社内に説明する・一緒に学ぶ空気を作る
という役割が求められています。AIは“解雇の口実”ではなく、“適材適所を見直すきっかけ”なんです。

最後に:不安をつぶすのは「説明」と「余白」
AIを導入する際にいちばん大切なのは、「正しく不安を消していくこと」。

・今後の働き方がどう変わるのか
・自分の役割がどう変化するのか

それが見えていれば、人は案外前向きに動けるものです。
説明しきれない部分があるときは、「決まってないからこそ、みんなで考えていこう」という余白を持たせることも大事。

“人を減らすため”ではなく、“人が気持ちよく働けるため”のAI。
そのスタートラインに、企業としてちゃんと立てているかが問われているのかもしれません。
※この記事も筆者がAIと会話しながら作成しています。AIと上手く付き合える時代が来るといいですね。

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