DICTIONARY 人事・採用用語辞典

毎月勤労統計調査とは

毎月勤労統計調査とは

毎月勤労統計調査とは、厚生労働省が実施している統計調査で、日本の雇用、給与、労働時間などの労働実態を把握するためのものです。全国の事業所を対象に、毎月データを収集し、労働市場の動向を分析するために活用されています。

調査の目的

この調査の主な目的は以下の通りです。
・労働者の賃金動向の把握
・労働時間の変化の測定
・雇用状況のモニタリング
これらのデータは、政府の経済政策立案や、労働市場の動向分析に活用されるほか、民間企業の経営戦略にも役立てられます。

調査の対象

毎月勤労統計調査は、全国の事業所の中から無作為に抽出された事業所を対象としています。具体的には、下記が含まれています。
・常用労働者5人以上の事業所(全国調査対象)
・常用労働者1人以上の事業所(一部地域の調査対象)

調査内容

調査では、以下のデータが収集されます
・賃金(現金給与総額、所定内給与額など)
・労働時間(所定労働時間、残業時間など)
・雇用動向(常用労働者数、パートタイム労働者数など)

毎月勤労統計調査の活用例

①政府の経済政策:最低賃金改定の判断材料
②企業の人事戦略:給与水準の見直し
③労働組合の交渉資料:労働条件改善の根拠資料

まとめ

毎月勤労統計調査は、日本の労働市場を理解する上で不可欠なデータを提供しています。企業の人事担当者にとって、給与水準や労働時間のベンチマークとして役立つ重要な情報源です。
少子高齢化で人手不足が加速する昨今、採用市場の情報やトレンドの収集は経営を左右するかもしれません。まずは一度確認してみてはいかがでしょうか。
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